「ガーデンライフ」
私が、社会人として最初の職場「東山植物園」に勤め始めたころ、
「ガーデンライフ」という雑誌があって、当時の園芸界をリードする存在でした。
庭の作り方から草花の栽培、庭での生活のあれこれまで幅広く掲載した雑誌で、
毎月の購読を楽しみにしていました。
ところがこの雑誌は、大阪花博のころをもって廃刊となってしまいました。
「ガーデニング」がブームになり始めたころのことであり、とても惜しいことと感じました。
大量に買い貯めた月刊誌は、書棚のスペースの関係で処分してしまいましたが、
この雑誌名の「ガーデンライフ」という言葉は、今も私の中に生きています。
「ガーデニング」といえば、庭づくりとか園芸といったイメージですが、
「ガーデンライフ」というのはそれに加え、庭を利用し楽しむという言葉だと思います。
例えば、このごろ各地で「オープンガーデン」が流行し始めています。
せっかく丹精込めた美しい庭ですから、是非、友人にも見てもらいたいという活動です。
また、ブルーボネットでもよく見かける光景ですが、
車椅子に乗られた高齢者の方々が、実ににこやかに花を愛でています。
ベランダでのハンギングバスケットづくり、庭でのバーベキュー、公園でのウオーキングなど、
人それぞれ、いろいろな「ガーデンライフ」を楽しんでいるのだと思います。
私たちは、花や庭を、つくり・飾るだけでなく、いかに利用し・楽しむかということに、
もっと心を配り、知恵を働かせてもいいのではないでしょうか。

《英国 ハンプトンコート・フラワーショーの展示・・・
ガーデンテーブル、ジャグジーまで販売されていた》










