“春まっ盛り”とか“初夏”というのは、季節もいいし言葉の響きもいい。
でも私は“早春”というのが一番好きである。
寒くて厳しい冬が過ぎ、新しくて暖かい春がやってくるという期待に満ちた季節。
早春に咲く花は、なぜか黄色いものが多い。
1月から咲き続けてきたロウバイは、蝋細工のような花が梅に似ている。
マンサクは「豊年満作」とか「まず咲く」の意味とか。
クロッカスには色とりどりの花があるが、その中でも黄色のものが一番早い。
早春の黄色い花は、赤・ピンク・紫色の花たちが咲き誇る“春爛漫”の序曲である。

《ようやく冬が去り、ブルーボネットにもあちらこちらに春のきざしが》
