郊外や田舎へ行って水田や樹林を見たとき“ワーッ、自然がいっぱいだァ!”と言ってしまう。
しかし、田畑や杉林は人間がつくったものであって、厳密にいうと「自然」ではない。
本当の「自然」や「天然」は、人の手の及んでいないものを指す。
野獣や自然災害などのように、ときには人に危害を加える恐ろしいものなのである。
野生動物・餌付けされた野鳥、牛などの家畜・犬などのペットの順で野性味が薄れていく。
天然のブナ林・アカマツの二次林・杉の造林地・庭木も同じである。
では、田園や里山を自然と言ってはいけないのだろうか。
都市のようにビルや舗装で覆われたところに比べれば、より「自然的」であることは確かである。

《“あっしにはかかわりのないことでござんす”木枯紋次郎・・・ちょっと古かったかも》
