“春山の 咲きのををりに 春菜摘む 妹が白紐 見らくしよしも”詠み人は尾張連。
意味はよく分かりませんが、春山・菜摘・妹・白紐の文字が並んでいるだけでいいイメージです。
現代のように野菜の豊富な時代と異なり、冬の間ビタミン不足だったであろう万葉人にとって、
春の若菜摘みはどんなにか待ち遠しいものだったことでしょう。
今でも春の山菜摘みは楽しいものです。私にとっては「乙な酒肴の一品」になるのです。
まずツクシ、セリ、そしてノビル、フキノトウ。木の芽ではタラノキ、ウコギなどなど・・・
山菜は、品種改良の重ねられた野菜に比べて、香りや苦みが強いのが普通です。
塩や灰を加えて灰汁ぬきをしても“えぐい?”のですが、そこがまた美味なのです。

《蕗の薹は葉柄をたべるフキの花芽 独特の黄緑色は遠くからでもすぐに見つけられる》
