「雛芥子(ポピー)」
モネだかルノアールかは覚えていないが、ヒナゲシ畑を歩いている母と子の絵を見たことがある。
なだらかな丘、風に揺れる赤いポピー、そして幸せそうな親子が印象的だった。
「芥子粒(けしつぶ)のよう」という言葉は、きわめて細かいものの形容に使う。
事実、ヒナゲシの種子はきわめて小さいのである。
ヨーロッパの農地は、小麦やヒマワリなどの畑、牧草地、森の3つに分かれている。
何年か作物をつくって地味の痩せた畑は、しばらく休息させるため牧草地にするのだという。
畑に麦の種を播くとき、ヒナゲシの種も混ざってしまう。
ヒナゲシの種があまりに小さいので、完全に取り除くことができないためだという。

《ブルーボネットのポピー畑 ルノアールに出会えそうな景色である》













