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「スカンポ」

“♪土手のすかんぽ、ジャワ更紗(さらさ)。・・・”北原白秋・山田耕筰による懐かしい童謡である。
天才詩人白秋や自然詩をうたった野口雨情は、児童のための童謡づくりに情熱を傾けた。

子どもらしい美しい感情を育てるためのこの創作活動は、「大正期の童謡運動」と呼ばれている。
スカンポは陽当たりの良い土手などに生育する。別名のスイバは葉や茎を噛むと酸っぱいことから。

5~6月頃、円錐状の穂を伸ばし淡緑色の小花をつける。花が実に変わるにつれて赤みを帯びる。
スカンポの群生は、写真のような柔らかく微妙な色合いで土手を染めている。

感性豊かな詩人白秋は、この色彩と模様を「ジャワ更紗」になぞらえた。
「ジャワ更紗」とは、インドネシアで生産される植物染料によるろうけつ染めのことである。

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     《こんな土手の草むらには蛍が棲んでいそう》

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2008年05月25日 11:50に投稿されたエントリーのページです。

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