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2009年02月 アーカイブ

2009年02月03日

「ウチワサボテン」

“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。”
高校の教科書に載っていた(?)夏目漱石の「草枕」、冒頭の一節である。

主人公の洋画家はお寺の石段を登り、一列に並んだ「覇王樹(さぼてん)」を見つける。
“鬼の念仏が、念仏をやめて、踊りを踊っている姿である。”と思う。

“杓子のように圧しひしゃげて、柄の方を下に、上へ上へと継ぎ合わせたように見える。”
との表現からすると、このサボテンはウチワサボテンの一種であろうと思われる。

ウチワサボテンの仲間は約200種知られていて、熱帯の海岸から寒帯のカナダまで生育している。
日本でも、栽培から逃げ出して野生化したものを、暖地の海岸などに見ることがある。

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      《南紀「潮岬」の崖に野生するウチワサボテン》

2009年02月10日

「イワガラミ」

つる性の幹や枝から気根を出し、樹木や“岩”に“からみつく”。
アジサイに近い仲間であるが、外周に咲く装飾花の花びらが1枚であるところが異なっている。

形態もよく似るツルアジサイ(ゴトウヅル)には4枚の花びら(ガク)があるので区別できる。
北海道から九州までの山地に自生するが、ときどき日本庭園に使われているのを見ることがある。

上の写真は北海道帯広・真鍋庭園の日本庭園。池の畔の庭石に、文字通りからみついている。
下は英国キューガーデンのレストラン。レンガ壁に誘引され、見事な花をつけている。

アジサイは、幕末に日本を訪れたシーボルトがヨーロッパに持ち帰って人気を博した。
しかし、日本でも園芸的利用がまれなイワガラミまで珍重されているとは思わなかった。

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     《日本の野生植物の中に まだまだ埋もれているものがあるかもしれない》

2009年02月13日

「ところ変われば・・・」

私たちはタンポポといえば黄色いものと思っているけれども・・・
中国地方や四国の人たちは、タンポポの花は白いと思っている。

一昨日、名張近くの近鉄線の土手でシロバナタンポポを見つけた。
南向きの陽当たりのいい場所だったので一面花盛り、既に種子も飛ばしている。

中部から関東にかけての太平洋側にはカントウタンポポという黄色い種類が多い。
しかし関西以西には白花が多く、それは西に行くほど多くなるという。

最近はヨーロッパ産のセイヨウタンポポが、都市部を中心に勢力を広げている。
これは黄色い花なので、関西のタンポポ事情はどのようになっているのだろう?

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  《タネを少しいただいて ブルーボネットに播いてみようと思う》

2009年02月17日

「すぎ玉」

スギは日本特産の針葉樹で、高さ太さともにもっとも大きくなる植物である。
寿命の長いことでもトップクラスで、有名な屋久島の縄文杉は数千年を数えるという。

スギはマツやヒノキと並んで、人々にもっとも親しまれている樹木である。
建築用など材木としても有用で、古くから各地で大面積の植林がされてきた。

植木としての歴史も古く、並木や神社仏閣の境内、日本庭園などにも使われている。
ただし近年は、花粉症の原因としてマイナス面でも話題となっている。

酒屋の目印として吊されている「すぎ玉」は、スギの枝葉を束ねたものである。
酒樽が杉板でつくられるなど、日本酒とスギとは深い関係にあるのだろう。

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    《名張の古い町並みで見つけた 造り酒屋のすぎ玉》

2009年02月23日

「孟宗竹」

モウソウチクはアジアの暖温帯に分布する竹である。孟宗(もうそう)という孝行息子が・・・
病気の母のため、雪をかき分けて筍を掘ったという中国の故事に因んだ名である。

江戸時代に中国から輸入されたとも、あるいはそれ以前から渡来していたともいわれる。
我が国ではもっとも大きくなる竹で、食用・建築資材・道具づくり用として植えられている。

三重県尾鷲市に、江戸時代からの林業家が育てた立派な竹林がある。「土井竹林」という。
谷あいの肥沃な土地に植えられたこと、年降雨量が4000㎜を越すという気候条件もあって・・・

幹(稈という)の直径が20㎝を越えるものもあり“おひつ”を作ることができるともいう。
柵の中までは入ることができなかったが、右の写真でいちばん太いものは直径16㎝であった。

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           《手掘りのトンネルの向こうに 手入れの行き届いた竹林が見える》

2009年02月27日

「トピアリー」

ツゲやコニファーの刈り込みで動物や人、幾何学模様などを表現する手法。
ヨーロッパの庭園でよく見る樹芸で、樹木による彫刻と言ってもよい。

英国の田舎町コッツウォルズのヒドコートマナーガーデンで・・・
小鳥の形をしたトピアリーを見つけた。家の形の刈り込みもあった。

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ブルーボネットには、それぞれにこだわりのある22の庭園があるが・・・
そのひとつに「トピアリーガーデン」がある。ここは子どもたちにも人気が高い。

この冬の間にいろいろな動物のトピアリーを植栽して充実を図った。
クマやキツネのほかにトナカイやカンガルーもいて、ちょっとした動物園である。

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        《さあいよいよ3月1日から 2009年のオープンです!!》

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