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2009年04月 アーカイブ

2009年04月01日

「ハナノキ」

愛知の県木はハナノキです。名前だけは知っていても見たことがない、という人が多いのでは?
この樹が恵那山を中心とした狭い範囲に、しかも、まれにしか生えていない植物だからでしょう。

県の木に選ばれてからは公園などに植えられるようになったので、そこで見ているかもしれません。
カエデ科の仲間で、葉の形などはトウカエデによく似ていると思います。

雌雄異株なので雄株には実がつきません。花ばかり咲いて実がつかないということから・・・
「花の木」と名付けられたのでしょう。桜より早く、樹が真っ赤になるほどに花をつけます。

北アメリカの東部に、遺伝的に近縁の「アメリカハナノキ」が自生しています。
このように同種あるいは近縁の種が、遠く離れて生育していることを隔離分布といいます。

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           《足助の洋食レストランの前に植えられていました》

2009年04月04日

「山崎川の桜」

帰宅途中、まだ明るかったので、新瑞橋から満開の山崎川を歩いてみることにしました。
ラグビー場へ向かう信号を渡っていると、向こうから来るスーツ姿の3人連れのひとりが・・・

持っていたタバコを路上に投げ捨て、踏みつけているではありませんか。
咄嗟に睨みつけ吸殻を指さしていました。“ピッ!ノックオン”(ラグビーで球を前に落とす反則)

すれ違い際に “立派な大人がみっともないですよ” と言ってしまいました。(おせっかい親爺!)
山崎川の桜は今から20年ほど前、護岸改修のため大枝を剪定しなければならなくなりました。

せっかくの名所ですので、工事には少し支障になるけれどもなるべく枝を長くするようにしました。
その結果がこの写真です。当時の小枝が見事に伸びて以前と同じように垂れ下がっています。

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      《途中で暗くなったので、ライトアップも見ることができました》

2009年04月08日

「ハス」

“ある日の事でございます。お釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きに
 なっていらっしゃいました。”・・・芥川龍之介「蜘蛛の糸」の書き出しである。

極楽の蓮池の下は、ちょうど地獄の底に当たっていて、蓮の葉の間から覗くと・・・
「三途の河」や「針の山」が覗き眼鏡をみるように、はっきりと見えるのだという。

ハスは泥の池から首を上げて清楚な花を咲かせるので、このような逸話が生まれたのだろうか?
実はまるで「蜂の巣」のような形をしている。名の由来が「ハチス」といわれる所以であろう。

今日4月8日は「灌仏会」、お釈迦様の誕生日である。「花祭り」ともいい、各地のお寺では・・・
仏像の頭から甘茶をかける行事を行う。甘茶はアジサイの仲間「アマチャ」を煎じた飲物である。

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《翡翠色の葉とピンクを帯びた白い花は あこがれの極楽浄土を連想する!?》

2009年04月11日

「リナリア」

ブルーボネットのメイン花壇、種まきにより花を咲かせる「ワイルドフラワーの里」。
昨年11月の下旬に、40種類の種を混ぜて吹き付けをした。

温度が上がるに従って、次から次へと花を咲かせている。
今は、空色のネモフィラと色とりどりのリナリアが真っ盛り。

この後もヤグルマソウやヒナゲシが咲き続く。それを花のリレーという。
リナリアは金魚のしっぽのような形をした小さな花。「姫金魚草」とも呼ぶ。

日当たりのいい場所で、乾かさないように育てると綺麗な花を咲かせてくれる。
一度植えるとタネが自然に落ちて、翌年も花を咲かせるくらい丈夫である。

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     《お花に埋もれての散歩をお楽しみください》

2009年04月15日

「淡墨桜」

大垣から北に向かって延びるローカル線、根尾谷を遡って樽見に至る、樽見鉄道という。
途中、焼物にも名を残す古田織部の生誕地や西国三十三ヵ所の満願札所谷汲山華厳寺、・・・

明治24年の濃尾地震のときに生じた根尾谷断層などの名所が点在する。
終点の樽見駅近くに、国の天然記念物に指定されている「淡墨桜」が咲く。

樹齢1500年ともいわれる巨木である。樹高16m余、幹の直径は3mを超える。
四方に10m以上拡げた枝には見事な花をつける。訪れた4月6日は幸運にも満開であった。

咲き始めは薄いピンク、満開時は白っぽく、散り際には独特の淡い墨の色になるという。
近年、老化による傷みも進んでいるが、地元の人々などの手厚い保護により守られている。

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     《平日だというのに国道は車の大行列 桜の周りはカメラマンで大賑わい》

2009年04月18日

「メタセコイア」

端正な円錐形の樹形が好まれて、公園や学校、高速道路のインターチェンジなどに植えられている。
マツ・スギ・モミなど常緑の多い針葉樹としては珍しい落葉性。若葉の明るい緑色が美しい。

最初は化石として発見されたので、大昔に絶滅してしまった植物だと思われていた。
ところが戦後、中国の奥地で自生している大木が発見されて衝撃的な話題となった。

日本へは昭和24年に100本の苗木が渡ってきた。全国の植物園などに配布され、東山にも贈られた。
その中の1本は合掌造りの家近くに植えられていて、今では高さ20mにも育っている。

種や挿し木により容易に増やせることから、多くの苗木が生産され今では普通の植え木になった。
写真は庄内緑地のメタセコイア林。健全にすくすくと育った樹木は、見た目にも爽快感を与えてくれる。

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《これほど生命力の強い樹なのに なぜ絶滅寸前だったのだろう?》

2009年04月25日

「青桐の老木」

堀川に架かる五条橋から円頓寺商店街、四間道を散歩しがてら名古屋駅に向かっていた。
さほど広くもないお庭に大木が枝を広げている。最初は何の木か判らなかった。

アオギリの老大木である。幹の傷んだところにはきちんとした外科手術が施してある。
枝の剪定も適切で生理的にも美観的にも納得ができる。家主の方の見識と深い愛情が伝わってくる。

東南アジア原産の落葉高木。葉がキリのように大きく、幹の色が青い(緑色)ことからの命名。
日本では街路樹として多く使われてきた。名古屋市でも、かつてはベスト5にランクされていた。

ところが近年、“紅葉も美しくなく、落ち葉が大きくて邪魔だ”との声で減少の一途を辿っている。
国際センタービルに近い都心の一等地で、こんなにも大切にされている青桐を見て嬉しくなった。

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       《とにかく歩けば 何か感動にぶつかる》

2009年04月29日

「馬酔木」

馬酔木と書いてアセビと読む。ツツジ科の常緑低木。アセボ、エセブなどの方言もある。
やや乾燥した山地に生える。庭木にしても上品で、日本庭園などに植えられることも多い。

有毒物質を含む葉を馬や鹿が食べると、足がしびれて酔ったようになることからの命名。
草食のほ乳動物はそのことを知っているので、アセビだけは食べ残す。

草原にアセビだけが点々と繁茂しているようなところは、かつて牧場だったかもしれない。
5月ごろ樺色の花を咲かせるレンゲツツジも同じで、花の名所になっている牧場跡もある。

早春、米粒よりも少し大きめの白い花が列になって穂をつくる。清楚で可愛らしい。
ときどき薄ピンク色の花をつける株を見ることがある。これはアケボノアセビと呼ぶ。

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               《花期は長く 5月ごろまで咲いている》

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