春になって新しい葉が伸びると古い葉が落ちることから「譲り葉(ゆずりは)」と呼ぶ。
親子の世代交代が限りなく続いてお目出度いということから、正月の飾り物にも使われる。
葉の主脈が太くて弓に似ているので、「弓弦葉(ゆずるは)」が語源だという説もある。
“古(いにしえ)に 恋ふる鳥かも 弓弦葉の 御井の上より 鳴き渡り行く ”(万葉集)
天武天皇の皇子・弓削皇子が吉野に旅した時、父のかつての恋人額田王に送った歌である。
高さ10mほどになる常緑高木。本州の中部から沖縄にかけて分布する.
葉は葉柄が赤くて美しく、樹形は剪定しなくても整うところから、庭木としての人気も高い。
葉に含まれるアルカロイドは毒性で、時々、牛などの中毒事例が報告されている。

《先端が若い葉 垂れ下がっているのが昨年の葉》
