スキー場のリフトの上から、落葉したブナの枝に直径1mほどの緑の葉叢を見ることがある。
屋敷林のケヤキや、神社のエノキの大木などに着いていることもある。「ヤドリギ」という。
“他人”の枝に根をこじ入れて水分や養分を横取りする、半寄生の植物である。
どうやってあんなに高い所に生えるのだろう。答えは・・・果実を食べた鳥が運ぶのである。
鳥の排泄物に交ざって枝にくっつく。種にも粘着性の物質があって付着しやすくなっている。
この仲間は広く分布していて、日本からアジア、そしてヨーロッパにまで広がっている。
写真は英国・ロンドン郊外、ハンプトンコート城のアカシアに寄生するヤドリギである。
この城の南側には広大な敷地があって、毎年7月上旬に有名なフラワーショーが開催される。

《フラワーショーに堪能して帰る人々の列》
