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2009年07月 アーカイブ

2009年07月04日

「牧草」

ヨーロッパでは各地で牧畜が盛んに行われている。至るところに広々とした牧草地が見られる。
そこに大きなロールケーキのような形をした刈草が点々と横たわっている。ロール牧草という。

直径約1.5m、近くで見るととても大きい。刈り取った牧草を乾燥させた後・・・
大型トラクターに牽引された機械が、牧草を吸い込みながらロールをつくっていく。

ロール牧草の中に、白や黒のビニールで包んだものを見かけることがある。
乳酸発酵させることによって、蛋白質などの栄養価の高い牧草をつくる方法だという。

いくつかのロールの上に、必ずと言っていいほど鷹(タカ)が留まっている。
牧草の下に棲むネズミが外へ飛び出すのを狙っているのだと聞いた。いろいろなドラマがある。

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                  《ブダペスト行きの列車の中からパチリ》

2009年07月07日

「コンペ」

Competition (コンペティション) の略。競争、試合、競技会のこと。
ブルーボネットでは、年に2回ハンギングバスケットの作品募集をする。

作品はガラス造りのサニーハウスに展示され、審査により賞が決められる。
7月は「七夕」をテーマとした募集で、大人部門26点と子供部門5点の参加があった。

審査員は日本ハンギングバスケット協会の会長、理事長にお願いした。
審査の目は高く厳しいので、ここで賞を得ることは非常に名誉あることと考えられている。

10数年前に「ガーデニング」がブームになったとき、欧米の街並みに欠かせない窓の花飾り・・・
ハンギングバスケットやコンテナ花壇の思想 (大袈裟?) と技術が取り入れられたのである。

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      《根の付いた植物を使うので長く楽しむことができる 展示は11日まで》

2009年07月12日

「日本情緒」

♪♪菜の花畑に 入り日薄れ 見渡す山の端 霞深し 蛙の鳴く音も 鐘の音も 
  夕月霞て 匂い淡し♪ 小学唱歌「朧月夜」です。(作詞は高野辰之博士)

日本の農村風景、日本の言葉、そして日本の詩・・・なんて美しいのでしょう。
私たちは、子供のころに眺めた菜の花畑の情景を、今も目に浮かべることができます。

しかし、現在、そのような景色が見られるのはごくごくまれなことです。
すると今の(若い)人たちは、この詩の情緒を味わうことができるのでしょうか?

ところが、ハンガリーからチェコのプラハに向かう国道沿いに、広大な菜の花畑がありました。
最近ではついぞ見かけない、“日本情緒” に出会えたような気がしました。

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       《聞こえる鐘の音はゴーンではなく 教会のガラーン・ガラーンなのでしょう》

2009年07月16日

「絵葉書」

東に向かって流れていたドナウ川が、急に直角に曲がって南に向かう。
少し下ったところがブダペスト。ハンガリーの首都、ドナウの真珠と謳われる美しい街である。

そこから高速道路で2時間ほど西に走ると、中央ヨーロッパ最大の湖「バラトン湖」がある。
その近くの「ヴェスプレム」という町は、人口10万人ほどの文教の都市である。

この町に2週間ほど滞在した。小さなまちなので、2~3度歩くと地図がほとんど頭に入る。
朝の散歩コースに素晴らしい風景を見つけた。丘の上のお城である。

ブダペストのお城が王様の城だとすると、このお城は女王様の城だという。
石灰岩の切り立った崖の上に建ち、みどり豊かで朱色の屋根をもつ家々を見渡している。

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         《まるで絵葉書のようですが 正真正銘私が撮った写真です》

2009年07月23日

「ミズバショウ」

♪♪夏がくれば思い出す はるかな尾瀬遠い空・・・水芭蕉の花が咲いている・・♪ 
江間章子さん作詞、中田喜直さん作曲による「夏の思い出」である。

ミズバショウと聞くと、必ずこの歌のフレーズを口ずさんでしまう人も多いのでは?
そして、この花の咲く尾瀬の湿原、木道の情景を目に浮かべてしまう。それは・・・

ミズバショウを見たことのない人も、尾瀬に行ったことのない人でも。(私も行ってない)
かつて、旅行案内書や地図を買ってきて真剣に計画したことがある。でも実現できなかった。

そして数十年、今も夏休みの時期になると思いが湧いてくる。“いつか行ってみたい!!”
サトイモ科、湿地に生育する。泥の中から上がってきたとは思えないほど純白の花である。

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《本当の花は真ん中の緑色 白いのは花を包む仏炎苞》

2009年07月26日

「水辺の花」

春や秋は花の種類が多く、あとからあとから咲く花でブルーボネットは賑やかである。
ところが今の時期、梅雨時から7月にかけても、以外に咲く花が多いので驚いてしまう。

特に水辺には、水生植物や湿性植物が“我こそは!”と美しい花を競っている。
中央を流れる小川の縁、「メドウ(牧草地)ガーデン」辺りの花をご紹介しよう。

黄色くて真中がチョコレート色をしたルドベキア・タカオ。花は小さいけれど花つきがいい。
水面に葉を浮かべているスイレン、紫や黄色の花が鮮やか。対岸にはハスの葉も見られる。

ピンクはミソハギ、真っ赤なサワギキョウ、クリーム色のアスチルベなどなど。
水の中に群れをつくっているのはガマ(コガマ)、空色の花が美しいポンテデリアもよく目立つ。

水辺が賑やかなのは、トンボがたくさん飛んでいるからでもある。一番大きいのはギンヤンマ・・・
真っ赤なショウジョウトンボ、数が多いのはシオカラトンボとその雌のムギワラトンボである。

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    《水中にはメダカ 水面ではアメンボウが遊んでいる》

2009年07月29日

「オニバス」

名古屋の東部丘陵地帯から知多半島にかけて、洪積層の台地が連なっている。
尾根筋や中腹はアカマツやコナラの二次林であるが、谷部は水田として耕作されている。

浅い丘陵地ゆえ、水の豊かな川は存在しない。そこで、谷の最上部に溜池をつくって田に水を引く。
オニバスは、そんな溜池を棲家とする植物である。スイレン科に属し巨大な葉は2mにも達する。

葉の両面には、魚から身を守るためか鋭いトゲが生えている。いかにも “鬼” の名にふさわしい。
ところが、このオニバスが絶滅の危機に瀕している。水の汚れや宅地開発が原因という。

名古屋市では、かつてはお城の堀にも見られたというが、今は無くなってしまった。
人間生活の拡大が、地球上の同朋である他の生物を圧迫していることの一例であろう。

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          《葉が大きいわりに 紫色の花はとてもかわいい》

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