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「蓬左文庫」

家康は、戦(いくさ)により天下を取った後には「武」ではなく「文」こそ大切だと考えていた。
武家諸法度に “左文右武” (左手に書物右手に刀、すなわち文武両道を心掛けよ)の言葉がある。

尾張初代藩主義直は、家康亡きあとに多くの書物を相続する。「駿河御譲り本」という。
幼き日に、父家康の膝元で学問を授けられた聡明な義直は、自らも熱心に書物収集を行ったという。

尾張藩は代々学問を旨とし、城内に蓬左文庫を設置して書物の保存と学問の奨励を行った。
明治以降も散逸することなく保存された御文庫は、戦後、名古屋市が譲り受けることとなった。

平成16年新築の新しい蓬左文庫は、廊下でつながれて美術館と一体的に鑑賞することができる。
徳川園内にあるこの二つのミュージアムは、近世武家文化を展観する我が国随一の文化施設である。

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   《左が新しい蓬左文庫 右は明治20年代に土蔵として建てられた旧蓬左文庫》

2011年07月

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2009年08月26日 12:01に投稿されたエントリーのページです。

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