そのころ (いつのこと?) の東山植物園の事務所は、木造の平屋建てであった。
山荘風で外壁は丸太積み、天井はへぎ板の網代張り、玄関土間は鉄平石の方形貼りである。
温室の暖房は、まだ重油のボイラーを使っていたので、職員が宿直をして監視に当っていた。
ボイラーマンの夕食は自炊だったので建物の北側に台所があり、我々も昼食をそこでとっていた。
台所の外側の小さな庭に、野鳥のための 「給餌台」 があって、いろいろな種類の鳥が集まってきた。
窓ガラスのすぐ近くだったけれど、小鳥からは中が見えないせいか、間近で観察することができた。
事務所の先輩職員に野鳥の詳しい方がいて、小鳥の性質や名前の覚え方を教えていただいた。
今、海に近いブルーボネットでは、藪に住む小鳥だけでなく海鳥も多いので楽しい観察ができる。

《きれいな緑色のメジロ 蜜柑をついばむ姿が愛らしい》
