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2010年07月 アーカイブ

2010年07月04日

「パラグアイオニバス」

お婆さんは、川を流れてきた大きな桃を拾って家に持ち帰る。(誰でも知っている童話 「桃太郎」)
そのとき入れ物に使ったのは 「たらい」 であるが、今の子どもは、その “洗濯道具” を知らない。

「パラグアイオニバス」 は世界最大の浮葉をもつ水草。大きくなると直径が2mを超すという。
日本に自生するオニバスと違って、葉の縁が10cmほども立ち上り、まさに 「たらい」 である。

この上に子どもを乗せるイベントが各地で開かれる。20kgぐらいの子まで乗ることができる。
一年草であるのでタネで栽培する。小さい間は温室で育て、温度が高くなってから外の池に出す。

20センチほどの白い花は夜に咲く。南米のパラグアイ、アルゼンチン、ブラジルなどの原産。
この3つの国は今、サッカー・ワールドカップで戦っている。決勝トーナメントに進んだ強豪ばかりだ。

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  《琵琶湖のほとりの 草津市立水生植物公園みずの森で撮影》

2010年07月07日

「シルエット」

日本語に訳すと 「影絵」 とか 「影法師」 ということになってしまう。
しかし 「シルエット」 というと、なぜか神秘的でロマンチックな雰囲気が漂ってくる。

Silhouetteは、やはり元々はフランス語。ルイ15世時代の財務大臣の名に由来する。
彼の好んだ切り絵によるシンプルな肖像画を、人々がシルエットと呼ぶようになったとのこと。

“冒険” は英語ではアドベンチャーadventure。ジャングルや極地での “探検” をイメージする。
ところがアバンチュールavantureと仏語でいうと、一転して “恋の冒険” になるので不思議である。

アイルランドの古い都市を巡る旅の途中、湖岸の要害に建つ石造りの古城を見つけた。
夕焼けに染まる金色の雲を背景にしたシルエットだったので、とてもロマンチックな景色だった。

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          《同じ言葉なのにイメージが変わるのは国民性?》

2010年07月11日

「木道」

尾瀬の湿原を歩いた。学生時代から “いつかは行ってみたい” とあこがれていた旅である。
一泊二日のバス・ツアー。家の近くの地下鉄駅が出発地なので、簡単に行くことができた。

♪♪夏が来れば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空・・・ 
  水芭蕉の花が 咲いている・・・♪ (江間章子作詩 中田喜直作曲)

尾瀬といえばミズバショウ。今年は春が遅かったせいか、6月中旬でもまだ綺麗だった。
そして、木道。登山者の足を濡らさないように、また植物を傷めないように延々と続いている。

木道の近くにリュウキンカが群生している。木道に沿って黄色い帯のようになっているのだ。
ガイドの人の説明では、木道の材木から出る栄養分がこの植物の生育を助けているからとのこと。

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        《登山者のカメラに撮ってもらいたいために近寄ってきたのかも》

2010年07月15日

「トロッコ」

芥川龍之介 「トロッコ」 の一節、“蜜柑畑の間を登りつめると、急に線路は下りになった。・・・
縞のシャツを着ている男は、良平に「やい、乗れ」と云った。良平は直に飛び乗った。・・・

トロッコは三人が乗り移ると同時に、蜜柑畑の匂を煽りながら、ひた辷りに線路を走り出した。”
中学か高校の国語の教科書で読みましたね。原稿用紙に、たった10枚ほどの短編小説です。

トラックやダンプカーが発達する以前、大量の物や土砂を運ぶにはトロッコが利用されていました。
この小説の舞台は、まだモーターなどの動力も使われず、人力で押して動かす時代だったのです。

良平は、初めてトロッコに乗ることができて有頂天になり、あまりに遠くまで行ってしまいました。
ひとりで帰らなくてはならなくなって、とても不安になった少年の心が見事に描かれた小説です。

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        《英国・キューガーデンへの車窓から見た プラットホームの花飾り》

2010年07月18日

「ドクダミ」

子どものころ住んでいた家の北側に、ユキノシタと一緒に群生していた。
日の当らないジメジメした庭であり、その草むらを歩いたりすると独特の悪臭がする。

なんだか蛇でも出そうな場所だったので、子ども心にもなるべく近寄らないようにしていた。
この悪臭と名前から 「毒」 を連想する。しかし、この草はむしろ薬草なのである。

別名の 「ジュウヤク」 は、10種類もの薬効があるから 「十薬」 であろうといわれている。
刈り取って天日干しをし、「どくだみ茶」 をつくる。臭いもなく健康に良いという。

写真は 「五色ドクダミ」 という斑入りの園芸品種である。白い花と相俟ってとても美しい。
花の構造も面白い。白い4弁は苞であり、真ん中が雄しべと雌しべからなる花の房である。

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       《増えすぎて嫌われることもある》

2010年07月22日

「芝生」

“隣の芝生は青い” という諺があります。本当に青い (緑色) のでしょうか?
それとも、“他人の持ちものは、何でも良く見える” という人間の心理なのでしょうか。

今の名古屋ドーム球場は人工芝ですが、かつての中日球場は天然芝でした。
ナイターのカクテル光線に照らし出された外野の芝が、素晴らしく美しかったことを覚えています。

W杯のサッカー場は必ず天然芝なので、どの試合を見ても青々とした芝生を見ることができます。
グラウンドの芝は、専門家が最善の手入れをしていますので美しいのは当然かも知れません。

自分の家の庭はどうしたら綺麗に青くできるのでしょう。まず地ごしらえ、根は深く伸びます。
次に芝刈りと施肥、年5~6回は必要です。そして雑草取り。多くの手間と愛情が必要です。

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《ブルーボネットの芝生 看板は立てたくないのだけれど》

2010年07月25日

「地被植物」

東山植物園温室の評価が高く、日本中の新設温室のモデルになったのには一つの理由があります。
日本一古い温室で建築デザインも良い。熱帯植物の種類が多く植栽の景観も素晴らしい。

いちいち尤もなのですが、もうひとつ余所の温室にない素晴らしい点があるのです。
それは、舗装された通路以外の地面が見事に 「地被植物」 で覆われていることです。

「グラウンドカバープランツ」 ともいい、ツルやランナー (匍匐枝) で地表を被う植物をいいます。
屋外の庭園でも同じです。芝やコケ、地被植物で覆われていると一段と見栄えがするのです。

写真はブルーボネット 「海の見える広場」、オリーブの木の根元をタイムが被っています。
白い石貼り舗装、オリーブとタイム、海そして港。地中海のリゾートのように見えません?

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         《ガーデン埠頭からたった10分で海外旅行 (?) ができます》

2010年07月29日

「夕焼け」

7月の第3月曜日は 「海の日」 です。この日に合わせて 「名古屋みなとまつり」 が開催されます。
まつりのメインイベントは 「花火大会」、ガーデン埠頭で数千発が打ち上げられます。

対岸にあるブルーボネットは、海を隔てて光と音を観賞できる絶好のビューポイントです。
そこで毎年、花火を見ながらのガーデンパーティーを開催するのです。(会員さまに限定)

今年は7月19日、約600名のお客さまが生ビールやお弁当を楽しみながら花火を堪能しました。
ところが花火の始まる少し前から、西の空に素晴らしい夕焼けが始まったのです。

今や遅しと花火を待っていた人々からは、“前座の饗宴” に思わず感嘆の声が上がりました。
ブルーボネットの西側は、海と鈴鹿山脈です。時に夕陽や夕焼けのビューポイントにもなるのです。

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       《3年間通っていますが、これほどの夕焼けは見たことがありません》

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