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2010年08月 アーカイブ

2010年08月01日

「夏の空」

カッと照りつける太陽、どこまでもつづく真っ青な空、モクモクと立ち昇る入道雲。
いかにも夏らしい景色です。これはこれで気持ちの良いものでしたが近年はそうも言えません。

真黒な日焼けは “健康そう” と言われたものですが、今は “紫外線は体に悪い” と言われます。
入道雲は積乱雲、突然の豪雨や雷、突風の元凶です。「夕立」 といった穏やかなものではありません。

気温はうなぎのぼり、38度といえば人の体温よりも高い。まるで入浴 “いい湯だな!” 状態です。
怖いのは 「熱中症」、今年はヨーロッパやロシアでもたくさんの方が亡くなっているそうです。

少しでも家を涼しくするための工夫はまず 「風通し」。家の縦横に風が流れるように窓を開けます。
窓には 「すだれ」、風は通すけれど日光はブロック。そして 「打ち水」、気化熱で冷やします。

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《強い日差しにも負けないルドベキア・アイリッシュアイ》

2010年08月04日

「トンボ」

“蜻蛉釣り 今日は何処まで 行ったやら” 加賀千代女 (かがのちよじょ : 1703~1775)。
トンボは “釣る” ものだろうか? 確かに、竹竿の先に 「トリモチ」 をつけて捕まえたし・・・

ギンヤンマは雌を糸に縛って、雄を “友釣り” のようにして捕ったので “釣り” かもしれない。
小学生のころ、夏休みといえば毎日、セミやトンボ捕りに出かけていたように覚えている。

神社の境内、田圃の畦、雑木林やため池などである。シオカラトンボやアカトンボはどこにもいた。
ギンヤンマは池のほとりで待っているとよい。産卵のため、水面すれすれに飛んでくるのだ。

オニヤンマを捕まえれば、鼻高々である。とにかく大きいし虎縞模様はとても綺麗である。
農道などを低空飛行するときに待ち構えてタモで捕る。一度通りすぎてもまた同じ道を戻ってくる。

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  《トンボ捕りには詳しいが、宿題をした覚えがない》

2010年08月07日

「合唱」

園内の大木や樹林では今、セミの大合唱です。でもその歌声が、このごろ少しおかしいのです。
従来は “ジー・ジジジー” だったのですが、今は “シャーシャーシャー” とけたたましいのです。

セミの姿も見つかりません。以前は太い木の幹に連なるように留っていたのですが。
この地域のこの季節のセミはもともと、ほとんどが羽根の茶色いアブラゼミでした。

ところがこの数年前から、クマゼミが増えてきました。体が黒くて、ひとまわりも大きく・・・
羽根が透き通っているセミです。枝先に留っているので姿は見えにくいのです。

クマゼミは少し暖かい地方に分布する種類なので、かつては知多半島あたりで見られる種類でした。
地球温暖化の影響か、生育地をだんだん北に広げていて、名古屋でも普通になってきたようです。

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         《サニーハウスのガラスステージで合唱する少女たち》

2010年08月11日

「日本植物園協会」

先日、兵庫県の淡路島で、日本植物園協会主催の第45回大会・総会が開催されました。
この団体は、全国の植物園が協力して、植物園についての調査研究や情報発信をする社団法人です。

大会・総会は毎年1回、各園の園長さんたちが集まり、研究発表や情報交換をする集まりです。
今年は 「兵庫県立淡路夢舞台温室 “奇跡の星の植物館”」 が担当園であり、会場でもありました。
 
日本の植物園の歴史は明治になってから始まります。まず、明治10年に東京大学付属植物園・・・
通称 「小石川植物園」、19年には北海道大学付属、大正に入って京都府立の植物園が開園します。

昭和の初めには兵庫県に宝塚植物園、そして昭和12年に名古屋市東山植物園が開園しました。
昭和22年5月、それらの植物園が一堂に会して、「協会創立総会」 が宝塚で開催されたのです。

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         《宝塚植物園の温室と日本植物園協会創立の記念樹》
【来年の第46回大会・総会はブルーボネットが担当園、名古屋で開催されます】

2010年08月15日

「三角形」

久しぶりに 「数学」 をやってみましょう。幾何学、「ピタゴラスの定理」 について。
“直角三角形の底辺の2乗と垂辺の2乗の和は、斜辺の2乗に等しい。”
もう頭が痛くなってきた!?でももう少し我慢。図を描くと分りやすいかもしれません。

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この 「定理」 は、今から2500年前には知られていたそうです。古代ギリシャの数学者であり・・・
哲学者であるピタゴラスが、敷き詰められたタイルを見ていて思いついたのだといいます。
毎日お風呂場のタイルを見ていますが何も考えたことがありません。そこが天才と凡人の違いです。

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《青い正方形は4プラス4で8個 緑の正方形も同じ8個》
 【今日でこのブログ300回 凡人でも継続は力なり!!】

2010年08月18日

「つるべ」

“朝顔に つるべ取られて もらい水” これも加賀千代女の俳句です。
“つるべ” と言っても、落語・お笑いの 「鶴瓶」 のことではありません。

昔、井戸から水を汲み上げるのに使われていた 「釣瓶」 のことです。
滑車から吊り下げられた縄の両端に桶が付いていて、ここに水を入れて引きあげるのです。

夏の朝、炊事のための水汲みに井戸場へ行ったのでしょう。ところが、なんと・・・
「釣瓶」 にアサガオが巻きついて花を咲かせているではありませんか。 (花は想像)

心やさしい千代女は、アサガオのツルを切るのが忍びないので、お隣に水をもらいに行ったのです。
水道の完備した現代では井戸自体が稀ですし、ましてや釣瓶を見るのは困難なことです。

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       《写真がないのでパソコンで描いた “ポンチ絵” でお許しください》

2010年08月21日

「巨木」

“寄らば大樹の陰” という諺は、“長いものには巻かれろ” と同じような意味で・・・
“権力者に従っていれば得をする” といったイメージである。あまり好きな言葉ではない。

しかし本物の大木の近くに寄ると、なにか “霊” のようなものを感じて心落ち着くものである。
その気分は単なる雰囲気ではなく、裏付けとなる何らかの根拠があるように思われる。例えば・・・

何百年も生きているということは、ここが火災や水害のない安全な場所だからであろう。
長い歴史の中では、伐採して売り払らわれ、建築用材にされるといった危機があったかもしれない。

そこに住む代々の人たちの、自然や植物や土地に対する優しい心根が透けて見えてくる。
写真は長野県下伊那郡根羽村の 「月瀬の大杉」、長野県第一の巨木で天然記念物になっている。

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     《根元を踏み固めないための柵 これが優しい心づかいである》

2010年08月25日

「うどの大木」

“うど” といっても、お笑いタレントの “うどちゃん” のことではありません。(また!?)
春先に八百屋 (これも最近は死語?) の店先に並ぶ 「ウド (独活)」 のことです。

新芽の柔らかいうちは食用になるけれど、“大木になると食べられない” ということから転じて・・・
“体ばかり大きくて立派でも、何の役にも立たない人” を揶揄していう格言です。

同じように “大男、総身に知恵が回りかね” という言葉もありますが、どちらもただの偏見です。
ところで、ウドは高さ1.5mほどの多年草であって、とても大木などにはなりません。

これは、「うど」 が 「うろ (空洞)」 の間違いで、“空洞のある大木は役に立たない”・・・
というのならもっともでしょう。ちなみに “うどちゃん” は、たいへん繊細な方だと思います。

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 《若芽は薄くスライスして酢に漬ける 春の香りがする》

2010年08月28日

「団子杉」

“トトロ” にもらった数十個のドングリを “サツキ” と “メイ” は庭に播いた。
夜遅く物音に気付いた二人が庭を見ると、大・中・小トトロがその畑をグルグル回っている。

“おまじない” をかけるとドングリはピョンと芽を出し、見る見るうちに成長する。
何本もの苗木が重なり合い、合体して天を目指して伸びていき、ついには巨大な木になるのだ。

宮崎駿の名作 「となりのトトロ」 の一場面です。大人も子どもも感動するアニメですね。
この巨木と同じような杉の木を見つけた。岐阜県恵那市 (旧・明智町) 「日本大正村」 の近くである。

説明看板には周囲5.5m、38本の横枝が四方に張り、樹形が団子のような形をしているとある。
しかしこの木の根元を見ると、横枝というより何本かの苗木が合体したのではないかと思われる。

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               《きっとトトロが種を播いたのに違いない》

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