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2010年10月 アーカイブ

2010年10月02日

「日光浴」

アイルランドは緯度が高いので、夏は昼間がずいぶん長いのです (午後10時ごろまで明るい)。
しかし、秋から冬にかけては明るい時間がとても短くて、暗い夜が延々と続きます。

太陽の光がとても貴重なのでしょう。寸暇を惜しんで日光浴する姿をよく見かけます。
写真はセント・スティーブンス・グリーンのランチタイム。オフィスなどから集まってきます。

この公園は首都ダブリンの中心地、最も賑やかなグラフトン・ストリートの南端にあります。
面積は9haほど、大きな池や芝生、うっそうとした樹林があって市民の憩いの場になっています。

花壇の背景に写っている立派な石造りの建造物は、グラフトン通りからのメインゲートです。
お洒落なこの商店街は歩行者天国になっていて、いつも買い物客で賑わっています。

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   《中央の木はシュロ 北国の人たちにとっては憧れの “熱帯植物” です》

2010年10月06日

「歩行者天国」

“向こう三軒両隣” とは、左右の家2軒と道路を挟んだ向かい側の家3軒のこと。
普段親しくつきあう大切な隣人であるという意味。江戸時代から伝わる近所づきあいの心得である。

“家の前を掃除するときには、ついでに隣の家や向かいの家の前まで” という心遣いがあった。
しかし、自動車社会である現代では、車道を挟んだ 「向こう」 は全く縁がなくなってしまった。

昔は “通り” を中心に町内意識があったが、今では道路で囲まれたブロックが一単位である。
ところが、歩行者天国では真ん中の車道が消えるので、左右のお店に一体感が生まれてくる。

お客さまも右のお店に入ったり、左のお店を覗いたりできるのでショッピングが楽しくなる。
通りの一角では、音楽や曲芸などのパフォーマンスも行われて、一層活気が生まれてくる。

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             《ダブリンで一番賑やかなグラフトン・ストリート》

2010年10月10日

「蝶」

♪♪花のいのちは短いけれど 蝶のいのちもはかなくて 花が散るとき蝶が死ぬ・・・♪
今度は演歌!?(川内康範作詞 ・ 彩木雅夫作曲) 40年ほど前に歌われた森進一のヒット曲です。

“花が女か 男が蝶か” という恋の歌ですが、歌詞どおりに受けとめても納得できる歌です。
花と蝶は運命共同体。植物の進化に合わせて昆虫が進化し、蝶に合わせて花が変化してきたのです。

蝶は長いストロー状の口吻を伸ばして花の蜜を吸います。花にとってはとても迷惑な存在なのです。
蜜蜂や虻のように、花に潜り込んで蜜を吸ってほしいのです。飛び立つときに花粉を体中に付けて。

花が綺麗に進化したのは、昆虫を呼びよせて花粉を別の花の雌蕊に運んでもらいたいためなのです。
例えばサルビアは蝶に蜜を吸われないよう、花の奥深いところに蜜を溜めるように進化しました。

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       《ブッドレアの蜜を吸うアオスジアゲハ》

2010年10月14日

「駅」

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♪♪汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり・・・♪ ( 「鉄道唱歌」 : 大和田建樹作詞)
日本で最初に鉄道が敷かれたのは新橋と横浜の間である。明治5年10月14日のこと。

それから14年後の明治19年に、この地域では一番早い武豊線が開通している。
知多半島の中ほどにある武豊と名古屋を結ぶ路線である。なぜ武豊?って思う。その理由は・・・

東海道線を敷設するための資材を武豊港に運び、そこから鉄道輸送するためだったのである。
このときに建てられた亀崎駅はほぼ当時のまま残っていて、今では日本一古い駅舎といわれている。

新橋や横浜と違って、町そのものが大きく変わっていない亀崎ならではのことなのだろう。
海辺のまち亀崎は私のなつかしい故郷、幼時から中学校二年生まで暮らしたところである

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                  《 我が人生のスタートはこの町から !! 》
                  【今日10月14日は 「鉄道の日」 です】

2010年10月17日

「トロッコ その2」

昨年、開園から100年を迎えた鶴舞公園は、もともとは名古屋市郊外の水田地帯であった。
その田を潤す水源は、八幡山古墳をつくるために掘削されたともいわれる竜ケ池である。

この池は矢田川の伏流水が湧き出すために、水量がとても豊かであった。(下水が整備されるまで)
それゆえに、この地は「水流間(つるま)」と呼ばれていた。明治42年、公園の名前をつける時に・・・

この古くから地名を、「鶴」という吉字を使って「鶴舞(つるま)」に変えたのではといわれている。
実際にこの水田地帯には、白い鶴(シラサギ?)がたくさん飛び交っていたのかもしれない。

公園造成のための埋立て土砂は、近くで運河への改造中だった精進川 (現・新堀川) から運搬した。
そのころの物資運搬は船舶によることが主流であり、各地に運河が整備されていたのである。

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      《埋立て土砂は馬で曳くトロッコで運ばれている・・・写真は名古屋市提供》

2010年10月20日

「ヘリコプター」

植物は、花の香りや色・形で昆虫を呼び寄せる。そして、甘い蜜を虫たちにご馳走する。
その見返りに、花粉を他の花に運んでもらう。なるべく広く、遠くへ持っていってほしいのである。

植物は自分では動くことができないけれど、果実も遠くへ運びたいと考えて (?) いる。
タンポポのように羽毛のついた実を風で飛ばしたり、オナモミのように動物の毛にくっついて・・・

生育地を広げる種類もある。皆それぞれ工夫 (進化) をして生き延びてきたのであろう。
「シナノキ」 の果実には、ヘリコプターのような羽根 (苞葉) がついている。

秋になると、茶色に実った “ヘリコプター” がクルクルと回転しながら落下していく。
ヘラノキやボダイジュも同じ仲間であり、西洋のシナノキは有名な “リンデンバウム” である。

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    《ブルーボネットのデッキ広場で見られます》

2010年10月24日

「シダ」

このごろのお寿司屋さんではあまり見かけない。ましてや回転寿司ではありえないものである。
マグロや白身の魚が並ぶ保冷室の中に、ひも状のシダ植物が横たわっていた。その植物の名は・・・
「ヒカゲノカズラ」 という。緑色の植物を置くことによってお刺身を新鮮に見せる効果があった。

サンドペーパーが無かった時代に、つげの櫛など細工物を砥ぐのには 「トクサ」 が使われていた。
茎の表面に珪酸物質が含まれているので、こすると木材などの表面を削ることができるのである。
写真の胞子葉 (頭) を見れば分るように、この植物はツクシ (スギナ) と同じ仲間である。

ヒカゲノカズラもトクサも1mに満たない小さな植物であるが、遠い昔には栄光の時代があった。
恐竜の跋扈する太古の時代、この2つの植物の祖先は10mを超すような巨大植物だったのである。

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           《左はミズスギ (ヒカゲノカズラ科) 右はトクサ (トクサ科)》

2010年10月27日

「キノコ」

今年はマツタケの当たり年だという。野菜が不作で値段が高騰している中、マツタケは例年より・・・
大量に出荷され価格も安い。夏の高温・少雨、秋に急に涼しくなったことが原因なのだろうか?

香りのよいマツタケは、茶碗蒸しや炊込みご飯でも美味しく、“キノコの王様” と呼ぶにふさわしい。
しかし山には、マツタケ以外にもたくさん美味しい種類がある。俗に “予太キノコ” と呼ぶ。

“キノコ採りの名人” と呼ばれる土地の古老に、キノコ狩りに連れていってもらったことがある。
山の人たちは、自分の “城” は誰にも教えないのが鉄則であるが、私は例外であったらしい。

朽ちた木の根元に群生していたり、大木の周りに環状に並んでいるキノコなどを大量に収穫した。
山道や森の中を歩き回った。残念ながら道を覚えることができず、二度と行くことはできない。

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    《山からの贈りもの マツタケとズッコンボウ(ショウゲンジ)》

2010年10月30日

「雑草」

“雑草” という名の植物はない。どんな草にもちゃんとした名前がついている。(未発見以外)
稲や麦など、人間にとって有用な作物以外をひとくくりにして “雑草” という名で呼んでいる。

杉や檜以外は “雑木” である。松茸や椎茸以外は食用であっても雑キノコ (予太キノコ) と呼ぶ。
しかし、今、その “雑” こそ大切であるということに世界中が気付いた。“生物の多様性” である。

“人間にとって有用な種” だけが大切なのではなく、一見無駄なような生物にも重要な役割がある。
否、何も役に立たなくとも、その生物が地球上に誕生し、生存を続けること自体が大切なのである。

田の畔にイヌタデが咲いている。アカマンマとも呼ばれ、おままごとの “赤飯” に使われた。
チカラシバで “罠” を作り、友だちが転ぶのを囃し立てた記憶がある。“雑草” の思い出である。

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                《 ♪庭の千草♪ と呼んでほしい! 》

◆◆平成19年11月から始めたこのブログは、今日で丸3年を経過し発信回数も322回を
  数えることとなりました。普段は3~5回分をストックとして書きためていますが、現在、
  すっかり無くなってしまいました。“ネタ” がなかなか浮かんできません。とうとう 「キノコ」
  から 「雑草」 まで引っ張り出してしまいました。スランプです。
   しかし、最近の読者の方々の数は、月間で4600人にも及んでいます。何とか空っぽの
  頭をひっかき回して、話題を見つけたいと思います。雑草のようにたくましくブログを継続し
  てまいりますので、応援方よろしくお願いいたします。◆◆

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