中国の 「故事名言」 に載っていたお話し・・・道端に、たわわに実をつけた柿の木があった。
その少年は、柿には見向きもせずに通り過ぎて行く。それを見ていた古老が彼に尋ねた。
“どうして柿を採って食べようとしないのかね?” 少年は答えた。“だって、あんなに人通りの・・・
多い道に美味しい柿が成っていたなら、とっくに採られてなくなっているよ。きっと渋柿なのさ。”
渋柿には、水溶性のタンニンが含まれていて、それが渋みの原因になるのです。
ホワイトリカーのようなアルコールに数日間漬けておけば、渋が抜けて食べることができます。
自然乾燥することによって渋を抜く伝統的技法もあります。「干し柿」 とか 「吊るし柿」 といいます。
皮を剥いた柿のヘタをタコ糸で結んで、軒下などに干します。時々揉むと甘さが増すそうです。

《農家の軒先を飾る 「柿簾 (かきすだれ)」 は、晩秋の風物詩です》
