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「ヤマブキ」

日本の5月は、1年で一番快適な季節かもしれない。暑くも寒くもなく、吹く風も爽やかである。
少し郊外をドライブすれば、山々の新緑は、淡い緑や朱など微妙な色のまだら模様で美しい。

道路の山側の法面に、ヤマブキの花が枝垂れかかっていることがある。独特の “山吹色” である。
日本から中国にかけて自生する1~2mの低木で、古くから庭に植えられて親しまれてきた。

“七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき” 「後拾遺和歌集」 兼明親王の歌。
江戸城を築いたといわれる太田道灌にまつわる、あまりにも有名な故事がある。八重ヤマブキは・・・

結実しないので、“実の一つだに” と雨具の “蓑” がひとつもないことを掛け合わせた逸話である。
八重咲きは園芸改良されて生殖能力が退化しているが、野生の一重のものにはもちろん実が稔る。

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          《緑色の茎は細くて柔らかいので 枝垂れた樹形になる》

2011年07月

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2011年05月15日 07:00に投稿されたエントリーのページです。

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