会員さま謝恩特別ツアーレポート NO.11
旅行日平成21年5月30日(土)・6月7日(日)日帰り
参加料9,400円:小学生以下参加不可
※ご参加いただきました会員の皆さま。怪我や事故もなく、楽しく過ごすことができました。こころより厚く御礼申し上げます。また写真撮影にもご協力いただき、重ねて御礼申し上げます。ツアーレポートに写真を掲載いたしておりますので、是非ご覧くださいませ。
中京大学文化市民会館前(8:00出発) → 東別院IC →沼津IC → 天神屋(昼食) → アカオ ハーブ&ローズガーデン → クレマチスの丘 → 沼津ぐるめ街道の駅 → 沼津IC → 東別院IC → 中京大学文化市民会館前(21:00頃着)
バラとクレマチスは、ガーデニングの植物材料としては相性もぴったりで、一般家庭でもさまざまな形態で活用できます。今回は、静岡県にあるバラとクレマチスを中心に修景されている2つの庭園を鑑賞しました。それぞれまったく異なったタイプの庭園でした。
単なる、「バラの見本園」ではなく、バラの特徴を活かした「修景されたバラ園」でした。枝が直立する木立ち性のタイプをメインに他の宿根草などと組み合わせたり、枝先がしなやかに垂れる半ツル性のタイプを上から垂らしたり、枝がツル状に長く伸びるタイプなどを使ってパーゴラ、アーチ、トンネル、ポール、フェンスに絡ませたりしてありました。枝の誘引も、ワイヤーやネットをうまく使い、目立たず最大限の効果が発揮できるものでした。
コテージ風のガーデンあり、整形式のガーデンありとガーデンスタイルも様々で、レンガや枕木、ベンチや池、噴水、各種オブジェ等もバラの風景にとてもなじんで心地の良い空間を演出していました。「園芸」としてのバラの楽しみと「ガーデニング(造園)」としてのバラの楽しみを両方味わうことができました。 身近に良くある「バラ園」はバラの属名、種小名、園芸品種名や作出年が表記され整然と並ぶバラの見本園ですが、ここのバラたちは、「庭園を演出する主役」といった感じでした。樹名板も付いていませんでした。 山の傾斜地をうまく利用した庭園でしたので、山とバラの庭園と海を同時に楽しむことができる庭園でした。 頂上には大きな「盆栽」もありましたね。また下から吹き上げてくる風はとてもよいバラの香りがしました。
入園前に、スタッフの方にクレマチスについてのガイドをしていただけました。クレマチスとテッセンについてのお話しや、種類の違いによる剪定方法の違い、株もとには、あまり光を当てないようにしたほうが良い等、とても参考になるお話ばかりでした。
とても美しい芝生が広がり「アカオ ハーブ&ローズガーデン」とはまったく違う趣でした。園内に点在する彫刻やオブジェには「好き嫌い」があるようでしたが、芝生とクレマチスとバラは誰もが納得する美しさでした。
見学時間は美術館の見学時間を含めたものでしたが、ほとんどの方は美術館素通りでした。
クレマチスは、バラにない「青」を持っており、花の形も平面的なものから漏斗状のもの、大きさも大小様々です。バラとの組み合わせも参考になるものばかりでした。
園出口にあった花苗ショップでもあれこれ話が弾みました。苗を購入した方もいらっしゃいました。クレマチスによるあんなにすばらしい庭園を見たら、欲しくなっちゃいますよね。購入された方は、是非大事に育ててくださいね。
今回のツアーは、午前中はバスに乗っているだけ。初めての立ち寄りが昼食となりました。
「天神屋」さんでは『駿河湾の桜えび』を食べました。揚げたてのかき揚げは、サクサクの歯ごたえで絶品でした。ツアー仲間たちと園芸談義に花が咲き、アルコールの入った人も上機嫌。おいしく楽しい昼食となりました。
お土産はやっぱり「桜えび」。「黒はんぺん」もありました。どこへ行ってもお土産を買うのは楽しいですね。 皆さん、たくさんのお土産を買い込みました。
いつものように、自己紹介と感想発表会。雨男、雨女の告白や当日の期待や感想をお話していただきました。初めて参加する方も、毎回参加される方も皆さんで盛り上げていったバスツアーとなりました。
ヨーロッパの庭園の話や、クレマチスやバラの話、高速道路から見える道路緑化の話。少しだけ勉強もしました。帰りはガーデニングのビデオを見ながら休みました。
今回、5月30日にツアーに参加されたお客様から、ご自身で作られた草花の版画12枚をいただきました。
すばらしい作品でしたので、当日のバスの中で回覧させていただきました。
その中の1枚に「つるばら」という作品がございましたのでご紹介させていただきます。
今回のツアーについて
すでにこのツアーで行ったところや、一般公開していない庭園などのご提案もたくさんいただきました。また「これまで、すでに行ったことのある場所でも、季節を変えていってみたい。」とのご意見もいただいております。
ブルーボネットでは皆さまのご意見をこれからの企画にいかし、会員の皆さまとの楽しいひとときを共有したいと考えています。