会員さま謝恩特別ツアーレポート NO.13
旅行日平成22年11月21日(日)、11月27日(土) 日帰り
参加料8,700円
※ご参加いただきました会員の皆さま。怪我や事故もなく、楽しく過ごすことができました。こころより厚く御礼申し上げます。また写真撮影にもご協力いただき、重ねて御礼申し上げます。ツアーレポートに写真を掲載いたしておりますので、是非ご覧くださいませ。
中京大学文化市民会館前(8:00出発) → 東別院IC → 養老SA → 大津IC →日吉大社 → びわ湖大津館・イングリッシュガーデン(昼食)→滋賀院門跡→ 律院(14:50~15:30) → 旧竹林院→ 井筒八ツ橋(買物)→ 京都東IC → 東別院IC → 中京大学文化市民会館前(19:30頃着)
<両日とも道路渋滞の影響等により行程を多少変更いたしました>
今回は、美しい秋の紅葉と、落ち着いた日本庭園を三箇所拝観いたしました。三庭園を歩いて巡り、石積みの町「坂本里坊」の風情を十分にあじわうことができました。
また、里坊の成り立ちや、石積み、庭園について学び、より深い興味を持って楽しむことができるツアーとなりました。
もみじの紅葉がとてもきれいでした。ここには、樹高20m以上、樹齢数百年といわれる「タラヨウ」の大木がありました。モチノキ科の常緑広葉樹で、神社やお寺にはよく植えられているのですが、日吉大社のタラヨウはとても大きく見ごたえのあるものでした。葉っぱを火にあぶると黒く模様が現れ、その図柄で吉凶を占ったため、神社やお寺に多いのではないかといわれていることや、郵便葉書(ハガキ)の語源といわれており、葉っぱの裏に引っかき傷で文字を書くことができる樹木であることを知りました。
また、日吉大社で有名な、マキ科の「ナギ」も見てきました。雌雄異株の樹木で、それぞれ「雌梛(めなぎ)」「雄梛(おなぎ)」が植えられており、「雌梛(めなぎ)」は男性が女性の幸せを祈る木、「雄梛(おなぎ)」は女性が男性の幸せを祈る木とされていました。
琵琶湖が一望できるレストランでゆっくりとお食事をしました。古いホテルを改造した建物は歴史を感じることができるロマンチックなものでした。食事中は、このツアーで初めて顔を合わせた人どうしの会話もはずみました。最後のデザートまで、とてもおいしいコースランチでした。
季節がら、花の数はたくさんありませんでしたが、バラや、セージ類がとてもきれいに咲いていました。スモークツリーの紅葉も鮮やかで、みんなで集合写真を撮りました。
花の多い時期にもう一度行ってみたいと思うガーデンでした。
小堀遠州の作といわれる庭園で、池、石橋、石組み、滝等が巧みに設置されており、変化に富んだ江戸初期の庭園でした。現代まで残る敷地周りの石積(穴太衆積)は、素人が見ても一目で「とても高度な技術によるものである」と理解できるもので、坂本の町並み風景を大きく特徴づけるものでした。お寺の説明もとても丁寧にお話していただきました。
回遊式の庭園となっており、飛石・石段・流れ・滝・石塔を見ながら、実際に自分の足で巡ることができました。築山にある茶室は、点前座の両側に客が座る「天の川席」というめづらしい間取りでした。他の拝観客が多かったにもかかわらず、苔で覆われた庭園はとても落ち着いた雰囲気がありました。
歴史ある松の緑に、燃えるような赤い紅葉が印象的でした。お茶をいただきながら、和尚様からとてもありがたいお話をいただきました。
いつものように、朝の自己紹介と帰りの感想発表会。ほとんど全員の方に発表していただきました。
初めて参加する方も、毎回参加される方も皆さんで盛り上げていったバスツアーとなりました。 今回は、行きのバスの中では、「坂本里坊」の成り立ちや、「穴太衆積み」、「里坊庭園」についてのビデオを見て予習をし、みんなで里坊への期待を高めました。また、「紅葉のメカニズム」や、 「キクイムシによるナラ枯れ」の話、「日本庭園」についても勉強しました。ブルーボネットから持参してきたタラヨウの葉に引っかき傷で文字を書き「葉書」を体験しました。帰りのバスは例によってガーデニングのビデオ。よく眠れましたか?
今回のツアーについて
貴重なご意見をありがとうございました。
ブルーボネットでは皆さまのご意見をこれからの企画にいかし、会員の皆さまとの楽しいひとときを共有したいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。