会員さま謝恩特別ツアーレポート NO.15
旅行日平成24年6月24日(日)~6月26日(火) 2泊3日
参加料85,000円~98,000円
※ご参加いただきました会員の皆さま。
怪我や事故もなく、楽しく過ごすことができました。
こころより厚く御礼申し上げます。また写真撮影にもご協力いただき、重ねて御礼申し上げます。
ツアーレポートに写真を掲載いたしておりますので、是非ご覧くださいませ。
(掲載写真のご提供は、プリント・電子データ共に行っておりません。)
<1日目>
中部国際空港(JAL3103便) → 新千歳空港 → 千歳道産市場(昼食) → 十勝千年の森「北海道ガーデンショー」(見学) → 十勝川温泉ホテル大平原(泊)
<2日目>
十勝川温泉 → 紫竹ガーデン(見学) → 真鍋庭園(見学) → 十勝ヒルズ(見学、昼食)→ 南富良野 → 風のガーデン(見学) → 丘のまち美瑛(車窓より) →天人峡温泉天人閣(泊)
<3日目>
天人峡温泉 → 上野ファーム(見学) → ノーザンホースパーク(見学、昼食) → 新千歳空港(JAL3114便) → 中部国際空港(20:00頃着)
"ブルーボネット"では、「ブルーボネットの会」会員さまを対象に、毎年「緑」に関わる「日帰りバスツアー」を開催しており、日常生活の中で「多様な緑とのバランスの良いつきあい」をするためのヒントが得られるような場所を探し、見学場所としています。これまでも、山林等の野生の緑から、各種庭園、植物園、温室等に出かけていき、自然観察、庭園拝観、園芸・クラフト体験、作物収穫体験等、皆さまと一緒に楽しんでまいりました。
今回は、ブルーボネット開園10周年特別企画として、2泊3日の北海道旅行となりました。
北海道の壮大で緑あふれる恵まれた自然環境を最大限に活かした、注目の「北海道ガーデンショー」と北海道の代表的な美しい庭園を6つ巡りました。
十勝千年の森のヘッドガーデナー、新谷みどりさんにお出迎えをしていただき、会場へと入りました。
新谷さんにご案内頂き、真っ先に向かったのはデザイナーズ・ガーデン「あなたに会いたくて-楡の木蔭の庭で」でした。ここでは、ガーデンデザイナーの白井温紀さんにお出迎え頂き、お庭のご案内をしていただきました。自然を尊重し、地域の風土・歴史を取り入れた自然体の庭。公式ガイドブックにも記載されていますが、「『良い庭』と思うのは、たいてい何気ない庭、つつがない日々の穏やかな気配を感じられ、心が温かくなる。自然を愛し、家族と共に楽しく過ごした庭なら、人生の途上で困難に出会ったとき、きっと生きる力をくれる。」という言葉が印象的でした。
湧き水、流れ、湿地、広がる牧草地、1年がかりで探し植栽されたという自生植物たち。色鮮やかで派手な花々を無理やり詰め込んだような庭ではなく、ゆっくりと心から安らぐことができるすばらしい庭でした。
白井温紀さんには、4月30日に、"ブルーボネット"において、もうひとつの「開園10周年特別企画」である『白井温紀スペシャルトークショー』を開催していただいております。今回は、その際に白井さんのご講演を聞いて「是非、白井さんのお庭を見たい」と思った方々の希望が叶いました。
後日、"ブルーボネット"に寄せられたお手紙には「まるで千年の森からスーッと出ていらっしゃった妖精のような白井さんに出迎えられ、大変感激しました。」と書かれていました。
白井温紀さんのガーデンをあとに、再度、新谷みどりさんにご案内をしていただきました。他のデザイナーズ・ガーデンや8つのコンペティション・ガーデンを廻りました。コンペティション・ガーデンの中には、名古屋市在住、西本敬子氏の「恋ってなんでしょう?」もあり、入賞したデザイナーさんたちの自由な発想、いろいろなアイデアのお庭にとても驚かされました。
その後は、深い樹林地を抜け、突然広がる「アースガーデン」。5ヘクタールもある芝生地は大小13の丘が造ってありました。その配置、高さ、勾配は綿密に計算された造園であり、波打つ芝が雄大な景色を演出していました。我々には非日常の風景であり、日ごろのストレス等が、心から開放される気がしました。
その後見学した「メドウ・ガーデン」も自然植生をモデルとした植栽デザインとなっており、季節によって大きく変化する風景を、季節ごとに何度も見たくなる庭園でした。
ツアー終了後日 新谷みどり様、白井温紀様より、次のようなメールをいただきました。(本文は一部省略しております。)
昨年、名古屋港ワイルドフラワーガーデンもデパート催事場で開催された「紫竹おばあちゃんの幸福の庭」展の開催にかかわらせていただき、「北海道にも是非おいでください」との言葉を頂戴していましたが、今回、会員の皆さまと一緒にそれを実現することができました。
こちらも、おばあちゃんにご案内していただき、園内を散策しました。花を摘んで香りを楽しませていただいたり、花や葉っぱを食べて味を確認したりと、五感をフルに活用し庭園を楽しんでくることができました。
美しい庭園を鑑賞した感動だけでなく、おばあちゃんのやさしい語り口調や、おばあちゃんのすばらしい「人生観」に心を打たれました。
最後は、バスの中までご挨拶においで頂き、皆さんとのお別れを惜しんでいただきました。お土産にいただいたオリジナルクッキーをバスの中で全員に分けて食べたのですが、その「空き箱」を欲しがる方が多く、急遽、バスの中で「大じゃんけん大会」が開催され、見事、勝者となった方々の手に渡りました。
日本初、日本最大のコニファーガーデン。長い年月を超え、4代で築きあげたこの庭園は、まさに豊かな「森」でした。園内には、日本庭園あり、風景式庭園あり、コニファーも緑のほかに青・金・銀・白・グレー・赤など多様な色彩で修景されていました。高温多湿の名古屋ではまず見ることができない針葉樹のこの風景は、独創性の高い、他では見ることができないすばらしい庭園でした。
昼食会場にもなっていた十勝ヒルズでしたが、皆さま昼食は早々に済ませ庭園散策をしていました。
花々も綺麗でしたが、広大なジャガイモ畑にも感動しました。白井温紀さんがデザイン・監修したポタジェも見学し、オススメのドレッシングも買ってきました。
ゴルフ場跡地に造られた「風のガーデン」。庭園入り口まではマイクロバスでの送迎でした。上野砂由紀さんが手がけたこの庭は、TVドラマ「風のガーデン」を思い出し、初めての訪問にも関らず、懐かしい感じがしました。これはTV放映の影響だけでなく、安心感のある庭造り、植栽計画によるものではないかと思いました。
この庭園も上野砂由紀さんの手がけたお庭でした。テーマごとに区切られたガーデンは、それぞれに工夫が凝らされ、とてもわかりやすいガーデンでした。ちょうど心地よい風にポプラの綿毛があちらこちらで舞っており、庭園風景をいっそう味わい深いものにしていました。
今回のツアー、最後の訪問園は「ノーザンホースパーク K's Garden」。設計者の梅木あゆみさんにご案内をしていただきました。ここでも、美味しい昼食を早々に済ませ、園内散策。基本コンセプトから草花一つ一つの質問まで、とても丁寧にご案内してくださいました。「北海道ではカタログと同じ色の花を見ることができます。」という説明が印象的でした。各テーマガーデンは草花にあふれ、梅木さんの庭園に対する愛情がとても強く伝わってきました。展望台からみた牧場は「北海道にいるんだなあ。」と感じる風景でした。
梅木さんからも、ツアー後日にメールをいただいております。(本文は一部省略しております。)
今回は、行程の都合上、参加者の皆さまによる感想発表会は行いませんでしたが、ツアー中、いろいろなご意見やご感想を頂戴いたしました。また、ツアー後日、ご参加いただいた方より、お手紙やお写真をお送りいただきました。今後の参考や、職員の励みになり、大変感謝しております。この場をお借りし厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
今回のツアーについて
貴重なご意見をありがとうございました。
ブルーボネットでは皆さまのご意見をこれからの企画にいかし、会員の皆さまとの楽しいひとときを共有したいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。