会員さま謝恩特別ツアーレポート NO.18
旅行日平成27年10月18日(日)・25日(日)
参加料10,000円
※ご参加いただきました会員の皆さま。
怪我や事故もなく、楽しく過ごすことができました。
こころより厚く御礼申し上げます。また写真撮影にもご協力いただき、重ねて御礼申し上げます。
ツアーレポートに写真を掲載いたしておりますので、是非ご覧くださいませ。
(掲載写真のご提供は、プリント・電子データ共に行っておりません。)
金山駅西「ホテルグランコート西側」 → 東別院IC → 〈途中休憩1回〉 → 京都東IC → 詩仙堂・八大神社(見学) → 円山公園 祇園かがり火(昼食) → 無鄰菴(見学) → 平安神宮神苑(見学) → 京都府立植物園 観覧温室(見学)→ 井筒八ッ橋(買物)→ 京都東IC → 〈途中休憩2回〉→ 白川IC → 金山駅付近
<道路渋滞の影響等により行程は多少変更いたしました>
去年の7月よりブルーボネットの所長となりました私川合が、バスツアーに参加させていただきました。
私も元々庭の観賞は好きで、会社をリタイアした後はのんびりと各地の庭の散策に訪れたいと思っていました。それが急遽、仕事としてお庭を見て回れることとなりました。ブルーボネットの会のバスツアーは募集から半月ほどでほぼ定員いっぱいとなる人気のあるバスツアーでその要因は何かと考えてみました。それは草花が好き、お庭が好きという共通の趣味を持った方の集まりで、全体として終始アットホームで和やかな雰囲気の中で気のおけない仲間と過すことができるということで人気があるのではないかと思います。
今回のバスツアーは京都の庭園好きのツウの行く隠れた名園ということで選定・企画しました。詩仙堂・無鄰菴、平安神宮神苑、と趣を変え京都府立植物園も加え見学先としました。10月18日と25日の2回催行しましたが、両日とも天候もよく、時間配分もまったく同じような行程となりました。
京都に着き、まず最初に訪れたのは左京区の東山の懐にいだかれ、古い町並みのなかにたたずむ詩仙堂です。古びた茅葺の門(小有堂)も気づかず通り過ぎてしまいそうです。40名が一度に入園することはできず、2回に分かれて入園しました。中に入ると1,000坪ほどある手入れのいきとどいた庭園が迎えてくれます。お客様のなかには4、5回訪れた方もお見えになり、隠れた名園ですが、知る人ぞ知る庭園でもあります。30年ほど前に訪れた英国の故ダイアナ妃もこの庭園が心に残り、日記に記録が残っているそうです。紅葉の見ごろの時期にはまだ少し早かったですが、団体で訪れるのには、気候も良く、混雑もそれほどひどくなく、ベストの時期であったのではと思います。
昼食の後、2番目に訪れたのが無鄰菴です。無鄰菴は明治の元老山県有朋の別邸の庭として造られた庭園で、左京区の南禅寺界隈の東山の山並みを借景として造られています。無鄰菴と次に訪れる平安神宮神苑は近代日本庭園の礎を築いたといわれる小川治兵衛の作庭したものです。“ブルーボネット”も自然風庭園がテーマですが、この京都の二つの庭園も日本庭園のなかに自然風を織り込んだ小川治兵衛の作ということで、今回選定した次第です。また、山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が日本の行く末を決定付ける無鄰菴会議を行った部屋も見学でき、感慨もひとしおではなかったかと思います。
3番目に訪れたのは平安神宮神苑です。平安神宮は多くの方が訪れる神社ですが、ここにある神苑を見学したことのある方は少なかったのではと思います。神苑はご社殿を取り囲むように、東・中・西・南の4つの庭からなっています。ここは小川治兵衛の作となる10,000坪の広大な池泉回遊式庭園で、平安1,000年の造園技法の粋を結集した庭園として、国の名勝に指定されています。以上の3つの庭園が、今回ツウの行く隠れた名園として選定したものですが、名園ですので、個々にはご存じだった方もお見えになっていたかと思います。しかし、この3つの庭園をすべて訪れたことのある人はいなかったのではと思います。
この時期、京都は秋の観光シーズンでもあり、南禅寺界隈は観光客であふれています。そのためバスが目的地の近くまで寄りつけず、お客様にはたくさん歩いていただくことになり申し訳なく思っています。お客様の中には17,000歩も歩かれた方もいらしたようです。
そのため、行程が押してきて府立植物園に着いたのが3時過ぎとなってしまい、目的の観覧温室の閉館時間まで、あまり時間がありませんでした。少しあわただしい見学となってしまいましたが、京都府立植物園の観覧温室は日本最大級の規模を誇り一度は見学する価値があるかと思い強行で入園していただきました。また、たまにはこのような世界中の珍しい熱帯植物を見ることも面白いかなと思い今回の旅行に加えました。ご案内のパンフにも記載しましたようにアフリカのセネガルやマダガスカルから遥々とやってきたバオバブの木も見ることができました。バオバブの木はまだ大木ではなく、みなさんの想像されていた不思議な樹形とは違っていたかと思いますが、私は、その原産地に思いを寄せ、感慨にふけっておりました。みなさまはいかがだったでしょうか
貴重なご意見をありがとうございました。
ブルーボネットでは皆さまのご意見をこれからの企画にいかし、会員の皆さまとの楽しいひとときを共有したいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。