「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」と言いながら最後に残った花びらがどちらになるか。皆さん、少女の頃好きな人が出来た時にこっそりやった経験はありませんか?恋の行方を神に託した事から「愛の神託」という花言葉が付いています。この花、よく見かけるのですが「アークトセカ」といった正式な名前を知らない方が多いのではないでしょうか。
和名は「綿毛花車:ワタゲハナグルマ」そして別名を西洋タンポポと言います。
さて、タンポポの名前の由来は諸説あります。白い綿毛が集まった様子が、布で包んだ「たんぽ」に似ているので「たんぽ穂」からタンポポ。また異名である鼓草(つつみぐささ)から、鼓をたたく音の「タンタン、ポンポン」からタンポポになった、などなどです。いずれにしても明るい雰囲気を伝える黄色い花にぴったりです。
話を元に戻しましょう。今が見頃なこのアークトセカは、南アフリカケープ地方が原産の多年草で、観賞用として栽培される他、地面や盛り土をした傾斜面を覆って景観をよくする植物としても使われています。
まさにワイルドフラワーですよね。植える時に注意する事は、常に日が当たる場所を選び、土は硬いと根が張らない場合があるので盛り土をするといいですよ。この時、腐葉土だけで盛り土をすると雨で流される恐れがあるので注意しましよう。
またプランターに植える時は、根が深い位置まで埋まる様に、そして数本植える場合は、間隔をあけて葉が重なり合わないようにする事が大切です。ご自宅の庭でたくさん咲いたら花びら占いをしてみませんか?その前に名古屋港ワイルドフラワーガーデン“ブルーボネット”にどうぞ。そして是非この庭園を「好き」になってくださいね。
