Flowers in full bloom見頃の花

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6月〜9月

スイレン

植物名:スイレン
学名:Nymphaea

ースイレンに清く生きよと教えられー

この花を見るとフランスの印象派の画家クロード・モネを思い出します。彼は人生の大半をスイレンの絵に注ぎ、数多くの作品を残しています。名古屋港ワイルドフラワーガーデンにもモネの絵を連想させるスポットがあります。あのモネをとりこにした、そして“ブルーボネット”の池を彩るスイレンとはどんな花なんでしょう。
この花は、湿地帯や池などに分布している地下茎の多年草の水草で、葉柄は円形や楕円形をしていて花は水面から出ています。スイレンと言われる由縁は、日が沈むと花を閉じ、その様子が眠った様に見える事から「眠る蓮」→「睡蓮」と言われるようになりました。
ところでみなさん、スイレン(睡蓮)と(蓮)の見分け方のポイントおわかりでしょうか?
実は3つの部分から区別することが出来ます。それではご説明しましょう。
<その1>葉に切れ込みがあり、光沢のあるのがスイレン。逆に葉に切れ込みがなく、水をかけるとコロコロと水の粒ができる撥水性のあるのがハス。<その2>水面に浮くように咲き、夕方になると閉じてしまうのがスイレン。水面から1mほど高く、葉よりも上に咲き、終わると果托(かたく)と言う蜂の巣の様になるのがハス。<その3>スイレンの根は球根型で、ハスの根はレンコンで地下茎。以上がおおよその違いです。参考になりましたでしょうか。
また、スイレンは、放射状に咲く事から太陽のシンボルとも言われ、古代ギリシャの神話にも多く登場します。花言葉の一つである「信仰」もこれに因んで付けられたのかもしれません。また、白いスイレンが多い事から「純潔」「清浄」という言葉もあり、見ているだけで心が洗われ、邪気がなくなるような気がします。
スイレンの誕生花は、7月7日と7月24日。もしご家族や友人そして彼氏がこの日がバースディだったら、ぜひ“ブルーボネット”にお誘いください。もちろんそれ以外の日でも大歓迎です!

花の谷(2013年6月撮影)
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