名古屋港から風が吹くたびにピンクのウェーブが…。一面に咲くチェリーセージは、手軽に育てられる花として多くの人から親しまれ、野草っぽい雰囲気が人気です。花びらの色は赤、白、ピンクそして赤と白のツートンがあり、様々な品種が楽しめます。地植えにすると自然に増え、また挿し木にしても丈夫に育つので是非お試しください。
チェリーセージは、何年も経つと株が大きくなり過ぎるので、花が終わったら定期的に切り戻し(枝や茎を切る事)をおすすめします。古い枝は切り、若い芽を残す事で形のいい株になり、毎年美しい花を咲かせてくれます。鉢植えの場合は2年に一度、ひとまわり大きいサイズの鉢に植え替えすると長持ちします。
切り戻しをする時は、「いままで咲いてくれてありがとう」の感謝の気持ちを込めてカットしましょう。カットした花は部屋のインテリアにどうぞ。優しい色は寝室に、リビングには他の花と混ぜて、そして鮮やかな色はトイレに飾るといいですね。自分で育てた花を、切り花にしてわが家で楽しむなんて最高の贅沢です。
ところで、葉を噛むとほんのり甘いサクランボの様な香りがするチェリーセージの属名は【Salvia:サルビア】で、ラテン語のSalvare(治療)やSalveo(健康)が語源になっています。だから殺菌作用や解毒作用の効果があるんですね。庭園には、たくさんのハーブの香りや花が楽しめるハーブガーデンもありますので是非!
こうして見ると植物は、人と共存している事がよくわかります。季節ごとに咲く草花、そこに集まってくる昆虫や鳥たち。これらが自然に調和している場所が名古屋港ワイルドフラワーガーデン“ブルーボネット”なのです。
野草のように強く、そしてかわいい花を咲かせるチェリーセージの絶景をご堪能ください。名前も一緒に覚えてくれたらうれしいです!
