Flowers in full bloom見頃の花

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9月〜11月

ビデンス

植物名:ビデンス
学名:Bidens
別名:ウインターコスモス

「調和」「真心」を花言葉に持つビデンスは、別名【ウインター・コスモス】と呼ばれ、よく道端や公園でも見かけます。

今までたくさんの花を紹介してきましたが、この花程丈夫で繁殖力が強い植物はないと言ってもいいかもしれません。原産地はメキシコで、花首が短いのが特長。また寒さにも強く、地植えの場合は、水や肥料はほとんど必要がなく手間もかかりません。背丈が伸びたら切り戻しをするくらいです。

ただ鉢植えの場合は、乾きやすいので、土に水分がなくなったら根本にたっぷり水をあげてください。秋から初冬近くまで咲き、これと言った防寒対策はしなくても大丈夫です。

いつまでも花を楽しむためには、咲き終わった後にできる花柄(かへい)を根気よく摘んで、野生化させない事。花柄は周りがトゲトゲになっていて服につきやすくなっています。そう「ひっつき虫」です。「くっつき虫」といも言いますよね。小さい頃、花や虫を探しに草むらに入り、出て来たらひっつき虫がいっぱい!なんて事なかったですか?取るのにひと苦労でしたよね。この虫、私たちにとっては災難?ですが、植物にとっては子孫を残し、繁殖エリアを広めるための大事な戦略。だからあのトゲトゲは理に叶った形なのです。植物から見れば「してやったり!」と言ったところでしょうか。

ビデンスは、開花時期が長く、可愛い花なのでグランドカバーやバスケットに使っても見栄えがします。鉢からふわっとこぼれる感じがいいですね。薄暗くなってもそこだけ明るく、近くを通るのが楽しくなります。
名古屋港ワイルドフラワーガーデン“ブルーボネット”を明るくしてくれるビデンス。「あちこちで見る花ね」「近くの公園でも見かけるわ」。
ビデンスは、見頃の花の代表です。以上、長~く咲いてくれる花のご紹介でした。花首は短いけどねっ!

花の谷 木橋周辺(2021年10月撮影)
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