「紫」を合言葉にしている韓国の人気ブループのコンサートは、フィナーレになると、毎回ペンライトの紫一色に染まるそうです。色は植物以外の音楽の世界でも、人と大いに関係があるようですね。
さて、紫色とはどの様な特長や言い伝えがあるのでしょう。昔からこの色は位の高さを象徴し、高貴な色とされ、聖徳太子が定めた冠位十二階では、最高の色として慎重に扱われてきました。
また、寺院を飾る五色幕(中国の五行の思想に由来した、お釈迦様の教えを象徴する幕)を始め、雨上がりに出る虹の中にも見られます。
ここ“ブルーボネット”でも庭園を紫に染めるアメジストセージが人気です。棒状に長く伸びた茎の先に花を連ね、触るとベルベットのような柔らかさから別名ベルベットセージとも言われています。いずれにしても高級感のある名前ですよね。枝が斜めに伸びるので、当然斜めの方向に花が向きます。風が吹くと鮮やかな紫が一斉に揺れ、それはそれは見事です!
アメジストセージは、育てやすい花なので、この時期になるとあちこちの家や公園でも見られます。生長すると株の部分が木の様に頑丈になるので、剪定が必要です。強い風が吹くと倒れてしまう場合があるので、必要に応じて支柱を立てましょう。
花言葉は「家族愛」です。ひとつの茎に、仲良く肩を並べて咲く姿は家族そのもの。花言葉を知るとその花に対する見方が違って来ますよね。
グリーンの葉と、紫が美しいアメジストセージを見ながら小径を歩くと、様々な置物にも出会えます。植物と普遍的な物とのコラボレーション!さてどんな置物があるのでしょう。対岸にある名古屋港水族館やポートタワーの景色もお楽しみください。
