「黄色」は周囲を明るく元気にし、気持ちを前向きにしてくれる色で、光や太陽と言ったイメージもあります。そう言えば「黄色い声援」という言葉がありますよね。私たちは小さな子どもたちの可愛い掛け声に元気をもらい、さわやかな気分になれます。そう、黄色は人の気持ちをポジティブにしてくれる色なのです。
今年も“ブルーボネット”に太陽の日差しをいっぱい浴びたリュウキンカが咲きました。春を待ちわび、春を喜んでいるのは私たちだけではなく植物も一緒。季節が来れば誰に言われる事もなくちゃんと芽を出し、毎年可愛らしい花で私たちを楽しませてくれます。
この花の由来は、ご覧の通りしっかりした茎が垂直に立ち、鮮やかな黄金色になる事から「立金花:リュウキンカ」と呼ばれています。名は体を表すと言いますが、花にも言えるようです。花びらに見えているのは実はガクの部分で、花びらはありません。さらにガクの中心には、たくさんのおしべとめしべがあり、まるでぼんぼりのような丸い形を作っています。葉の色は明るいグリーンで少し丸く、縁はぎざぎざになっています。一度ゆっくりご覧になってください。
リュウキンカには「必ず来る幸福」と言う花言葉が付いています。そして空に向かって開いた花びらが鮮やかな黄金色であることから「富」という花言葉も…。見ているだけで心が弾み幸福感に浸れます。名古屋港を行き来する船を見ながら園内を散策。水面に映る春の草花。花好き同士ならきっと会話もはずみます。自然風庭園に咲くリュウキンカ=必ず来る幸福。名古屋港ワイルドフラワーガーデン“ブルーボネット”に訪れる全ての皆様に、しあわせが来ますように。
