Flowers in full bloom見頃の花

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3月〜4月

ムスカリ

植物名:ムスカリ
学名:Muscari
別名:グレープヒアシンス

葡萄の様な小さな花が集まった姿が印象的なムスカリ。この花、和名で「葡萄風信子:ブドウヒヤシンス」と言います。卵形をした花が、茎先にぎゅぎゅっとくっついて斜め下向きに咲いています。
ところで名前の由来は「moschosムスク(麝香:じゃこう)」から来ています。麝香は、南アジアに生息する雄のジャコウジカの腹部にあるジャコウ線からとれる分泌物で、その香りは甘く芳醇で、香水やお香の成分としてよく使われています。
でも残念な事に、麝香の香りがする花は一部の品種の様です。みなさん、ぜひ“ブルーボネット”に咲いているムスカリの香り?!を確かめに来てください。
ムスカリは、薄い青色から濃い青紫色まで様々な色があり、花言葉は「明るい未来」そして「通じ合う心」「寛大な愛」ととても前向きです。でもその反面、可愛らしい姿からは想像できない悲しい花言葉があります。
さて、想像できないもうひとつの花言葉とはいったい何でしょう、先ほどご紹介したポジティブな言葉に対して全く逆の「絶望」「失望」「失意」といったマイナーな言葉なのです。最古のお葬式に使われていたという説や、濃い青色からくるイメージからこの様な真逆の言葉がついているようです。出始めた頃は、認知度も少なくあまり注目されなかったムスカリですが、品種改良を重ね観賞価値の高いものが作られるようになり、最近では公園や庭先などに多く見られるようになりました。直線的な花なので花壇のポイントにもなります。
早春を彩るムスカリ。「明るい未来」の可憐な花を、ここ名古屋港ワイルドフラワーガーデン“ブルーボネット”でご観賞ください。

日本・テキサス友好の庭(2014年4月撮影)
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