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2011年01月 アーカイブ

2011年01月01日

「年賀状2011」

明けましてお目出とうございます。
早いもので、ブルーボネットで迎える4回目のお正月です。

昨年は、3月に高円宮妃殿下をお迎えして園内をご案内したり、
5月には開園以来のお客さま100万人記念イベントを開催するなど、
いろいろと思い出深い行事がありました。

今年は、ブルーボネットの開園10周年を迎えますし、
中部電力(株)創立60周年を記念するイベントも開催予定です。
忙しい年になりそうですが、その忙しさを楽しみたいと思います。

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 《すでに1000人ほどの方々にお読みいただいています》

2011年01月04日

「お屠蘇」

一年の邪気を払い、長寿を願ってお正月に飲むお酒である。蘇 (そ) という悪鬼を屠 (ほふ) る・・・
という意味がある。何種類かの薬草からなる屠蘇散を日本酒に浸し、砂糖などを加えて甘くする。

“お屠蘇気分” とは、三賀日のお酒が抜けず、仕事初めにも気が引き締まらない状態をいう。
最近、日本酒の消費量が年々減少しているという。ビールや焼酎、ワインやウィスキーなど・・・

お酒の種類が豊富になったことと、若者を中心に日本酒離れが進んでいることが理由だという。
お酒の美味しさは、もちろん酒の善し悪しにもかかわるけれども、つまみにする料理や・・・

場の雰囲気、一緒に飲みながら語り合う友人、さらには、お酒を飲む器などによっても違ってくる。
写真は、旅行の度に買い集めたその土地特産の 「ぐいのみ」。陶磁器やガラス、漆器などもある。

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《“白玉の歯にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり” 若山牧水》

2011年01月08日

「冬」

地球儀を見ると、地球の回転 (自転) する軸 (地軸) が傾いていることが分る。
その角度は約23度。この傾きが地球上の各地に季節の変化を与える。北極圏や南極圏では・・・

夏の間は太陽が沈まない。白夜という。赤道直下では、夏(?)は北側、冬は南の窓から陽が入る。
名古屋は北緯35度にあるので、夏至の太陽 (正午) は水平線から78度の角度まで昇るけれど・・・

冬至には32度までしか上がらない。(またややこしい計算、物理は嫌いだと言ってるのに!)
このような位置にあるからこそ、日本の四季、春・夏・秋・冬がはっきりしているのだという。

さて本題は、我が家のハクモクレン。枝の先端に、大きな卵型の花芽がはっきりと確認できる。
桜の咲く10日ほど前に開花する。この姿を見ていると “冬来たりなば春遠からじ” を実感する。

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2011年01月12日

「霜柱」

凍りつくような冬の朝、土の表面にできた霜柱をサクサクと踏んで歩くのは気持ちのいいものです。
霜柱は、毛細管現象によって地表に浸み出してきた地中の水分が、冷気に当って凍ったものです。

植物にも 「シモバシラ」 という種類があります。冬枯れの茎に氷の柱ができることからの命名です。
この現象も土の霜柱と同じで、根が吸い上げた水分が、茎から浸み出して徐々に凍るのです。

シモバシラはシソ科の多年草で高さ5~60センチ、関東以西の山地に生育しています。
学名は Keiskea japonica といいますが、これは日本最初の理学博士伊藤圭介に因んだものです。

我が家の庭のサルビアにも霜が吹いたので驚きました。「サルビア・コッキネア」 という種類です。
10年ほど前から咲いているのに霜柱を見るのは初めてのことでした。観察不足だったのです。

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    《一度植えておけばタネがこぼれて、毎年咲いてくれるほど丈夫な植物です》

2011年01月15日

「さざれ石」

ごくごく幼いころ、近所の大きなお兄さんに “丸い石は生きていて大きくなる” と教えられ・・・
疑うこともなく素直に信じていました。割れたり傷がついたりすると死んでしまうというのです。

これは全くあり得ない話ですが、日本の国歌 「君が代」 には、“さざれ石の巌となりて苔の生すまで”
とあり、小さな石が大きな岩になると詠われているのです。本当にそのようなことが起るのでしょうか?

各地の神社などに 「さざれ石」 が祀られていることがあります。確かに小さな石が集まって・・・
大きな岩になっています。これは学術的には 「石灰質角礫岩」 といい、石灰石が長い年月の間に

雨水によって溶け出し、鍾乳石が固まるように小石を連結していったものだそうです。
昔の人はこの石を見て、自然現象の不思議さや時の流れの永遠性を感じ取っていたのでしょうか。

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  《松江から足立美術館への途中 八雲村 「熊野大社」 に祀られていた》

2011年01月18日

「ロウバイ」

今月15・16日は大学受験のためのセンター試験であった。何故か例年、この日は天気が悪い。
暦の上では 「大寒」 に近く、一年で一番寒い季節である。今年も案の定、大雪となった。

名古屋でも16日から積り始めた雪が夜にも降り続き、17日には一面真っ白な雪景色となった。
乗用車は慣れないチェーンのためノロノロ運転となり、バスや電車も軒並み遅れてしまう。

特に遠くからの受験生は、その土地の交通機関に不慣れなため気が気でない。“狼狽” してしまう・・・
と、連想で植物の 「ロウバイ」 を思い出したが、この意味は 「狼狽」 ではなく 「蝋梅」 である。

写真のような黄色い小花。12月からつぼみが膨らんでいて、開花は梅よりも早い1月である。
花の “肌触り” が如何にも蝋細工のようである。“蝋のような梅” というのが名の由来である。

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《ワイルドフラワーの里 “樹林の小道”に咲いている》

2011年01月22日

「石灰石」

アイルランドの西海岸や大西洋に浮かぶアラン諸島は、石灰岩むき出しの瘠せた土地柄である。
氷河時代に氷が土壌を削ったからだという。そんな貧しい土地にケルトの民は生活をしてきた。

風化したわずかな砂と、海岸に打ち上げられた海草を肥料にした薄い土壌が牧草地となっている。
一定面積を高さ1mほどの石積みが囲っている。高台から見ると大地に網を被せたように見える。

積み上げた石は、もちろん石灰石。隙間だらけの荒い積み方だが、けっこう頑丈にできている。
無けなしの土壌が、海からの強風に吹き飛ばされないようにする防風のための石垣である。

彼方に見える建物は荒れ果てたカトリックの教会である。木製の屋根が朽ち落ちたままである。
17世紀、ピューリタン (清教徒) 革命で有名なクロムウェルに弾圧された名残であろうか。

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              《教会の壁も石灰石の積み上げである》

2011年01月27日

「石垣」

斜面を水平にするためや、外敵を防ぐために石を積むことは、古くからの文化・技術である。
昔はクレーンなどの機械がないので、人の手で持ち上げることのできる範囲の石が使用された。

日本は水田稲作であるので、傾斜の緩い地区では 「土手」、急なところでは 「石垣」 が築かれてきた。
三重県紀北町の下河内地区は、大台ケ原に連なる山々に囲まれた、風光明媚な谷合の里である。

谷の中央を流れる赤羽川沿いの土地は、比較的緩やかなので広い水田が広がっている。家々も・・・
斜面地でなく平坦な土地に建てられている。ところが、家の周りが堅固な石垣で囲まれているのだ。

不思議な景色なので里人に聞いてみると、昔、オオカミを防ぐためにつくったのだという。
鹿や猪から作物を守るために築く 「シシ垣」 というのは知っていたが 「オオカミ」 とは驚きである。

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           《石垣の中に組み込まれたユニークなお地蔵さまもあった》

2011年01月31日

「焚き木」

子どものころ (また!) 焚き木を束にしたものが売られていて、お風呂を沸かすのに使っていた。
炊事用にはすでに都市ガスが引かれており、暖房は炭か練炭の火鉢だったように覚えている。

焚き木は杉や桧を製材したときにでる木端 (こば) で、材木としての利用ができない部分である。
長さも直径も4~50センチの束で、これをマサカリで割るのは子どもたちの仕事であった。

ハンガリーの家庭には、陶器で作られた大きな暖炉が設置されている。燃料は木材である。
緯度が高く、内陸に位置するこの国の冬は寒い。ブナなどの間伐材をトラックいっぱい買いこむ。

庭には焚き木を積み置く屋根つきの棚がある。秋の終わりまでに斧で割り、冬に備えるのである。
木材は石油と違って枯渇することはない。古くて新しい燃料として利用が広がるかもしれない。

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        《ブナやナラの材は固いので、子どもの力で割ることは難しい》

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